日本酒のススメ
日本酒について知っておきたいこと 2
その2 日本酒のラベルの見方
日本酒のラベルには、いろいろな情報が記入されています。
胴貼り、肩貼り、証紙このほかに裏ラベルがあります。
これに書いてある意味がわかると自分好みのお酒選びの参考になると思います。
ラベルには、以下の内容の表示が義務づけられています。
義務事項
- 特定名称(大吟醸、純米、本醸造など)
- アルコール分(度数)
- 原材料名(米、米麹、以下は使用量の多い順に表示)
- 製造元の名称と所在地
- 容量
- 清酒(日本酒と表示してもよい)
- 製造年月(搾った月日ではなく、瓶詰めされた月日)
1、胴貼り (これがメインのラベルになります。)
多くの義務事項がこのラベルに記入されています。
2、肩貼り (製法品質表示基準が記入されているものが多いです。)
貼られていない場合があるようです。
3、証紙(上選、特選、佳選などとありますが、メーカーなどが独自につけている名前です。)
こちらは、貼られていない場合が多いようです。
4、裏ラベル (貼ってあるものは更に詳しい情報がわかります。)
- 使用米(山田錦、五百万石、たかねみのり、夢の香(福島県)など)
- 精米歩合(白米の玄米に対する重量の割合。)
- 仕込水
- 使用酵母(協会酵母、自家酵母というものがある)
- 日本酒度(清酒の甘辛をみる数値)
- 酸度(味の濃淡をみる数値)
- 杜氏名
- 飲用温度(その清酒を飲むのに適した温度帯)
- 適したグラス
- 相性の良い料理など
日本酒度、酸度について
日本酒度 清酒の甘辛をみる数値。プラス値が高いと辛口、マイナス値が高いと甘口ということになる。
酸度 味の濃淡をみるために使われる数値。平均1.3〜1.5で、少ないと淡麗、多いと濃醇といわれる。
この数値はあくまでも目安で、感じる味はいろいろな条件で変わるものだと思います。